11月第三木曜日はボジョレー・ヌーヴォー解禁日
2025年は11月20日、本日解禁です
日付変更線の位置で日本が一番先に解禁日を迎えることから、バブル以降にヌーヴォー解禁イベントが大人気となり、21世紀に入ってからも日付けを跨いだカウントダウンイベントは人気でした。
が、時代の変化とともに、ボジョレー・ヌーヴォーを取り巻く状況も変わってきました。
昔と違ってワインの選択肢はたくさんありますし、ワイン以外に興味を惹かれるコト、モノがたくさんあります。
2020年代に入ってからは、コロナの影響もあってパーティー自粛。
飲食店ではアルコールの提供が制限される上、若者はアルコールを飲まなくなっているし、10月末はハロウィーンイベントの方が盛り上がるし、11月のボジョレー・ヌーヴォーイベントはおとなしくなってきました。
若い世代に受け継がれていかなければ先細りするばかり。
こうした昨今の状況を受け、今年は大手がボジョレー・ヌーヴォーから撤退したというニュースが流れ、他の輸入元でも扱いが減っています。
フランスのパリに、ちょうどボジョレー・ヌーヴォーの時期に滞在したことがありますが、街中の様子はいたって静かで、レストランのワインリストにも1種類のボジョレー・ヌーヴォーが載っていた程度でした。
ボジョレー・ヌーヴォーは一地方のワインに過ぎないので、わざわざ騒ぐほどのことでもないのでしょう。
日本でもそれほど騒がなくなったのは、フランス並みの意識になってきたということかも?(笑)
とはいえ、ボジョレーワイン生産者にとって、日本は大きなマーケット。
輸出量世界3位だそうです(1位アメリカ、2位イギリス)
本日、ボジョレー委員会による解禁イベントがプレス向けに開催され、出席してきました。
もちろん、飲んできました。

ここまでの前置きが長くなりましたが、2025年のボジョレー・ヌーヴォーについて紹介します。

ボジョレー・ヌーヴォーにはロゼワインと赤ワインがあります
ヌーヴォーには「ボジョレー・ヌーヴォー」と「ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー」があり、前者はボジョレーの広い範囲、後者は特定の地域(村:ヴィラージュ)のブドウを使っています。
ロゼもヌーヴォーもヴィラージュ・ヌーヴォーも飲みました。
ロゼは醸造方法によってスタイルが違ってきますが、飲んだロゼは色が淡く、酸がフレッシュ!香りにフローラルなニュアンスもあり、とても繊細でエレガント。果実味がジューシーで、アペリティフに合わせて飲むのにちょうどいい感じだと思いました。
ヌーヴォー、ヴィラージュ・ヌーヴォーは10種類ほど飲み比べました。
はっきりわかったのは、ヴィラージュ・ヌーヴォーになると凝縮感、深み、複雑味が増し、飲みごたえを感じました。
ですから、ヴィラージュ・ヌーヴォーは、少し手の込んだ料理を用意して、ペアリングを楽しむのにオススメです。
ヌーヴォーの方は、チャーミングな果実味とフレッシュな酸の軽快な味わいを楽しめるので、ペアリングは無理に考えず、好きなように飲むのがいいと思います。

今回のイベントのために来日した、インターボジョレー マネージングダイレクターのオリヴィエ・バドゥローさんによると、
「5のつく年は偉大な年になると言われる。2025年もその通りになった」とのこと。
「2025年のボジョレーのブドウの出来はとても良く、ヌーヴォー以外のワインの生産量は例年よりもやや少なくなったものの、クオリティはすごく良く、フレッシュ感があり、長熟のポテンシャルもある」と自信を持って話していました。
ここしばらくボジョレー・ヌーヴォーを飲んでいない方は、2025年ヴィンテージは戻ってきて飲むのにいい機会だと思います。
できれば試飲してから買いたいですが、試飲がないときは、飲みごたえや複雑味を求めるならヴィラージュ・ヌーヴォーを選ぶといいですね。
古木のブドウ(ヴィエイユ・ヴィーニュ表記)を使ったワインも、複雑味、深み、うま味があるのでオススメです。


左)ヴィラージュ・ヌーヴォー 右)古木のヴィラージュ・ヌーヴォー
[参考]ボジョレーワイン公式インスタグラム
@beaujolaiswines_jp